ゴムといったら

ToshoRubber

LabCafe

ゴムのコンサルタント Consultant

ゴム素材に関するご相談、承ります。

ゴム製品製造50年のノウハウと、豊富な生産設備でゴム製品のお悩みを解決します。
樹脂の配合を自社内で行っています。お気軽にご相談ください。

開発事例レコード針の部品:ダンパーゴム

お客様からのご相談を受け、レコード針の部品“カンチレバー”のジョイントに使用されるゴム「ダンパーゴム」を開発・製造しました。
振動をより良く伝達する為に「ダンパーゴム」はレコード針の部品構成の中でも重要なパーツとされ、様々な形状やゴム材によりレコードから流れる音質が変わる重要な部品です。ご相談いただいたお客様の希望される“音質”に向け、十分な打合せのうえ納品させていただきました。

開発事例低温加硫シリコーン材料

お客様からのご相談を受け、キャスト用のゴムとして開発・製造しました。
粘土のように自由に形を造形させ、低温120℃でゴムとなる材料です。(オーブントースターなどで可能)この特性を活かして、多岐にわたる利用方法が想定できます。
写真は本材料を基による電飾を付属させたクラフト例です。

開発事例ゴムスポンジ

介護現場で一番配慮が必要なことは、転倒や各所での接触による打痕等をなくす事と言われています。これらの対策として、ゴムとスポンジが持つ性質を併せ持った「ゴムスポンジ」素材を利用した各種フレームカバー用品等を開発・提案しています。

ゴムスポンジは、ゴムを発泡させ中に気泡を造る事により弾力の調整が可能です。ゴムの材質も、シリコーン・NBR・EPDM等、用途に合った素材をご提案いたします。

取材メモラボカフェ開設で交流拠点に

「2023年中までに『LabCafe(ラボカフェ)』と呼ぶ研究施設を東京都墨田区の本社に開設したい」と語るのはOA機器向けのゴム・スポンジ・樹脂ローラーを中心にゴム単体製品なども製造する東商ゴム工業の末永大介社長。

末永社長がこの構想を思いついたのは、末永社長が昨年第14期生として卒業した地域の若手経営者が集まる私塾形式のビジネススクール「フロンティアすみだ塾」と、第24期生として卒業した経営戦略研究所の「経営後継者育成研修」がきっかけだ。

末永社長はこの研修で学んだ大きなテーマとして、世界的な規模で迎える人口減少などから、先行き不透明な経済環境の下、同社を選択していただける理由、つまり変化する時代にどうビジネスモデルをどう追随させるかという点で、「素材にこだわれということ。加工のみの優位性だけではコスト競争になりやすく、これからはもっと素材に目を向けていく必要がある」と感じ、配合技術開発に注力し、ゴムで未来に貢献する(The future to contribute with rubber)志を持ちながら新たなゴムの提案を進めている。

その一環として、同社は「フリーゴム」や「ゴムスポンジ」と呼ぶゴム素材を開発し、新たな用途開発に向けた展開を始めている。

なお、このラボカフェでは、小型の手動電熱プレス機などの設備を導入予定。「ラボカフェに行けば配合から相談に乗ってくれる場所」(末永社長)であるほか、小中学生がモノづくりを体験できたり、海外の方とも共同開発を行うプロジェクトやゴムに関わらず中小企業や小規模企業者同士の交流拠点としても活用する。誰でも気軽に利用できる施設にしたいと末永社長は考えている。

※㈱ゴムタイムス社2019年5月20日付掲載記事